ブログ BLOG

自分でリフォームしていい貸家

相続した古い家を活用したいのだが、どうすればいいのかわからない。

リフォームして貸しに出すのがいいのだろうけど、高いリフォーム費用に見合う家賃がとれそうもない。

最近こんな悩みをおもちの方が増えています。

歴史的価値があるような古民家ならそれなりの借手もいるのでしょうが、ただ古いだけの家はどうすればいいのでしょうか?

当店が最近貸し出した古家の事例です。

親御さんが居住していた古い家を相続したのだが、連棟の建物なので売るにしても貸すにしても、どのようにすればいいのかわからないという相談を受けたのがはじまり。

現地に行ってみると家の中は親御さんの家具やその他の荷物で溢れんばかり。
間取りもわからない状態でした。

まず解体の見積りをとってみると、連棟で鉄筋コンクリート造りのため、かなり高額な金額になりました。

土地が狭いので、解体費用が高いと手元に残る売却代がほとんどなくなってしまい、解体して売却する方法は除外することにしました。

では現状のまま売却するか?

築年月が古いため既存住宅瑕疵担保保険の加入条件を満たしておらず、売却後に瑕疵が見つかった場合のトラブルを考えると、現状のまま売却する方法もあまり勧められそうもありません。

今回は売却より賃貸の方が現実的だろう。

とりあえず荷物を出さないことにはリフォームの見積もりもできないので、知り合いの業者に荷物の撤去を依頼しました。

それと並行して荷物の山の中を見てまわったのですが、部屋数が多いし風呂やトイレも改装するとなるとリフォーム代が相当かかりそう。

それだけ費用をかけてそれに見合う家賃がとれるだろうか?

そこで「家賃を安く設定して、現状のまま借りてくれる人を探す」方法を提案することにしました。

「借り手に自由に改装してもらい、解約時に元に戻さなくてもいい」というのが売り。

この貸し方は都会や逆にかなりの田舎ならそれなりに借り手があるようですが、果たしてこの岩国でも通用するのか若干の不安はありましたが。

駅から比較的近い便利なところにあるのでなんとかなるだろうと持ち主さんを説得。

結果的には今回は荷物の撤去を依頼した業者さんが、すべてを了解の上この家を借りたいといってくれ、無事契約を締結することができました。

荷物の撤去費用を除けば初期費用がまったくかからず、安いとはいえ固定資産税は十分支払える家賃設定に持ち主さんにもとても喜んでいただけました。

前回好評だったため、このたび再び「リフォーム自由」の貸を出すことにしました。

古家を持て余しておられる方がおられましたら「ユキ地物」までご連絡ください。

ご一緒に最良の策を考えさせていただきます。

この記事をシェアする

新着記事